なぜ『葬送のフリーレン』は多くの人を惹きつけるのでしょうか。。。
それは、ストーリーや世界観の素晴らしさもありますが、それ以上に個性的なキャラクターに大きな魅力があるからではないでしょうか?
個人としても魅力的なキャラクター像ですが、さらにお互いの個性がうまく絡まりあって引き立てあっているのも今作の魅力となります。
この記事では、そんな個性豊かなキャラクターの性格や魅力を徹底的にご紹介。
キャラの魅力を知ることで、本作をさらに楽しめること間違いありません。
『葬送のフリーレン』のキャラクターが魅力的な理由

キャラクターそれぞれに強さだけでなく”弱さ”が描かれており、その背景には育った環境や世界観が隠されています。
そういった点が多くの人を惹きつける魅力となるのです。
完璧ではなく「人間らしさ」がある
どのキャラクターにもいえますが、どこか”人間くささ”が感じられ愛着が持てるキャラクターが多いのも魅力の一つでしょう。
本作の主人公であるフリーレンは、1000年以上生きたエルフであり強い魔法使いですが、間の抜けた発言や的の外れた行動などで、くすっと笑える瞬間があります。
そこにしっかりもののフェルンがお母さん的な存在となるのですが、そんなフェルンもシュタルクとの掛けあいではまだまだ子供っぽさが残っており、可愛さが感じられます。
そして、勇者ヒンメルにおいては完璧な勇者肌ではありますが負けず嫌いで、フリーレンに対して純愛であったりという人間らしい一面もあるのです。
キャラクターの成長が描かれている
冒険ものとしては『成長』は切っても切り離せないものでしょう。
ここでの『成長』とは能力の強さだけではなく、『メンタル部分』も描かれているのがこの物語の特徴といえます。
人間に対して興味など微塵もなかったフリーレンが、ヒンメルの死を通して”人間を知りたい”という考え方に変化が生まれる点が大きなポイントです。
そのポイントがメインとなりますが、過去の仲間たちとの冒険と現在の冒険が絶妙に重なり合い、徐々に変化していく点が実に面白いんですよね。
キャラクター同士の関係性が面白い
キャラクターの魅力という点でもお伝えしましたが、キャラクター間の掛け合いが非常に秀逸に描かれているんですよね。
「この二人って、これからどうなっていくの?」と先が気になったりとか、親子のような関係性が心をポカポカにしてくれたりと様々な関係性があって、どれも面白いんです。
フリーレンの魅力

フリーレンの魅力は、「長い人生を生きたエルフだからこその価値観」と「めっちゃ強いのに意外にぬけている一面」のギャップにあります。
一言で表すと「強い・可愛い・不器用」なキャラクターといえます。
1000年以上生きる魔法使い
フリーレンは1000年以上生きる長命種族のエルフであり、魔法使いとして生きています。
「10年。。。」と聞いてあなたはどう思いますか?
私は「長いなあ。10年という月日を無駄にはしたくないなあ。」と感じてしまいます。しかし、長い人生を生きるフリーレンにとっては「たったの10年」という言葉で片付けられてしまうのです。
そうやって、最初は人間との時間を軽く見ていたフリーレンでしたが、ヒンメルたちとの旅を振り返る中で、「なんで人間のことをもっと知ろうとしなかったんだろう」と後悔を抱きます。
「後になって大切なことに気付く」フリーレンでしたが、その後のフリーレンがどう変わっていくのかが読者として気になるポイントです。
クールなのに意外とコミカル
淡々として感情を表に出さず、一見クールな印象が強いフリーレンですが「魔法に関して変なこだわり」があったり、「宝箱への執着心の強さ」などのコミカルな一面に、読者が親しみやすさを感じます。
また、圧倒的強さを持つ魔法使いでありながら意外とズボラでだらしなく、
- 朝が苦手
- 片付けられない性格
- 宝箱モンスター(ミミック)に簡単に引っかかる
などの可愛らしさもあります。
実は仲間との思い出を大切にしている
この旅の原点ともいえる「人を知る」これこそがテーマであり、この物語の一番の魅力です。
旅の途中で、何度も過去にヒンメルたちとした旅を思い返します。
それは仲間との思い出を大切にしているからこそであり、強い絆で結ばれていることがうかがえます。
圧倒的な強さ
フリーレンは魔法使いとしては超一流であり、最強と言っても過言ではないほどの強さを誇っています。
しかし、ド派手な魔法を連発するのではなく、常に冷静に相手を分析し能力を見極めながら戦います。
単純な最強キャラというわけではなく、知識や経験、判断力を使って勝負する強さを持っているのです。
フェルンの魅力

見た目は可愛らしさの残る少女のようですが、だらしないフリーレンを引っ張っていくしっかり者のフェルン。
そんなフェルンの魅力は「しっかり者で大人っぽいのに、実は年相応の愛らしさがある」というギャップです。
おとなしそうで意外としっかり者
フェルンは、フリーレンパーティーの生活面を支えるしっかり者の立ち位置です。
ズボラなフリーレンのお世話役もフェルンの役目であり、
- 起こす
- 食事の準備
- 片付ける
- お小遣いの管理
- 旅の準備
など世のお母さん的存在になっています。
それはまるでフリーレンの保護者ともいえ、そんなやり取りが面白い所でもあります。
フリーレンを叱るツッコミ役
フリーレンとは師弟の関係のはずですが、時に「どっちが師匠なの?」とツッコみたくなる読者もいるのではないでしょうか?
また、二人の性格も正反対でマイペースなフリーレンにしっかり者のフェルン、時間にルーズなフリーレンですが、時間厳守なフェルンといったようにこの組み合わせが二人の面白い関係性を生んでいるのです。
魔法使いとしての高い才能
師匠であるフリーレンに負けず、実はフェルンも高い才能を秘めた実力者です。
その才能の裏には日々のたゆまぬ努力あってこそのものなのでした。
師匠譲りの分析力で冷静な判断を下しながら、魔族を倒していく姿は圧巻です。
シュタルクとの関係性
フェルンの可愛さを語るにはシュタルクとの関係性は外せません。
普段は冷静なフェルンですが、シュタルク相手になると
- 怒る
- 拗ねる
- 小さなことでも気にする
- 照れる
- 不機嫌になる
など、小さな子供のような態度を時折見せます。
まるで恋する女の子らしさが垣間見え、見ていてほっこりとしてしまいます。
感情表現が豊かなところ
あまり表情に変化がないフェルンですが、実は感情豊かでフリーレンやシュタルクにその感情をぶつけてしまいます。
このギャップがフェルンの魅力の大きな部分といえるでしょう。
シュタルクの魅力

臆病で強くて、優しい。。。そんな人間らしさを持っているのがシュタルクの特徴であり魅力といえます。
師匠であるアイゼン仕込みの強力な技で、ビビりながらも強敵たちを打倒していきます。
臆病なのに実はとても強い
強敵を目の前にすると体の震えが止まらなくなるという臆病振りをみせるシュタルクですが、戦士としての実力はかなりのもの。
実はこの怖がりこそが強さの根底にあるものなんです。
怖くない敵だと戦えるというのではなく、怖くても立ち向かえる勇気を持った戦士。それがシュタルクなのです。
仲間思いな優しさ
仲間を気遣う優しい一面があり、その優しさは仲間だけでなく誰に対しても分け隔てなく振りまくシュタルク。
町の人が困っていると放っておけず、荷物を持ってあげたり魔物から守ってあげたりと頼りになる存在でもあります。
また、その優しさゆえに誰とでも打ち解け親しみやすいキャラクターともいえます。
コミカルなリアクション
強くて、優しくてと聞くと完璧な冒険者というイメージが湧くと思います。
しかし戦闘時以外の時は、フェルンに怒られたりフリーレンに振り回されたりしながらコミカルなリアクションを見せるところが非常に面白い場面でもあります。
戦士として成長していく姿
なんといっても、戦いの中で成長していくシュタルクはカッコいいという言葉につきません。
師匠であるアイゼンの技だけではなく、戦う上での精神論などを受け継ぎそれがシュタルクの戦士としての土台を作っています。
何度もピンチを迎えますが、そのたび師匠との思い出の中で戦いのヒントを得て強敵を倒していきます。
そんな成長する姿を追えるのも魅力の一つでしょう。
フェルンとの微妙な距離感
フェルンとの関係性も面白く、読者としては行く末が気になるところ。
何かとイライラと怒りやすいフェルンに対して、それに常に慌てふためくシュタルク。こんな二人の掛け合いがたまらなく応援したくなります。
お互いが素直に気持ちを伝える時が来るのでしょうか?
ヒンメルの魅力

ヒンメルといえば、まさに勇者そのもの。自分がいなくなった後も人々の心に残る生き方をしています。
登場人物のほとんどが、「ヒンメルならそうしたからだ」とここぞというシーンでこのセリフを使うリスペクトぶり。
こんなに尊敬を受けながらも、ヒンメルは「勇者だから当たり前」とは考えず、そうしたいからやるという考え方がヒンメルの魅力といえるでしょう。
勇者としての圧倒的な存在感
勇者をイメージするであろう行動は全てヒンメルは持ち合わせています。
- 仲間思い
- 人々に手を差し伸べる
- 約束は破らない
- 後世のことまで考える
- めっちゃ優しい
いなくなってもなお、物語の重要ポジションを占めている辺りが圧倒的な勇者としての存在感を放っています。
誰にでも優しい人柄
全ての人に手を差し伸べようとするヒンメル。「なぜそこまでするのか?」と思ってしまいますが、自分の生きた証のようなものを残したいと、誰かの記憶に残ろうという考え方が感じられます。
その行動が、未来の誰かに繋がり思いがけない形でフリーレン達を助けるという絆の輪のようなものがみられるのも魅力です。
フリーレンへの特別な想い
生きる時間の長さが違うヒンメルとフリーレン。
二人にとって時間の価値というのはまったく異なるものでした。
ヒンメルにとってはフリーレンと過ごした時間はとても大事なものでしたが、長命のフリーレンからすると、「たったの10年」という言葉で片付けられてしまいます。
しかし、その10年がフリーレンの「人間をもっと知りたい」という気持ちに変化させるのでした。
そして、後の旅でフリーレンはヒンメルとの記憶を思い出しながら、ヒンメルの気持ちを少しずつ理解していくのです。
「あの時に気付いていれば、二人はどうなっていたんだろう」と考えさせられます。
後世に残る行動
やたら旅の途中で、仲間との記念を残そうとするヒンメルでしたがその行動の意図がカッコいいんです。
フリーレンに「なぜそんなことをするの?」と聞かれたヒンメルは「自分たちが先にいなくなっても残されたフリーレンがさびしくないように」と答えるのでした。
まさに、フリーレンは後の旅でその記念を見るたびにヒンメルたちを思い出し、今の仲間たちと楽しく旅をするのでした。
なぜヒンメルは死後も物語の中心にいるのか
「誰かの心に残る生き方をした」それがまさにヒンメルという一人の冒険者といえます。
短い人生の中でも、一人ひとりを大切にすることでその人たちの中で思い出は永遠に残り続け、誰かと一緒に過ごすことができるというこの作品のテーマをヒンメルが象徴しています。
ここはかなり重要なポイントです。
ハイターの魅力

ハイターが仲間たちに呼ばれている愛称。。。それは「生くさ坊主」
酒ばかり飲んで二日酔いで戦闘にならなかったり、僧侶らしからぬ行動もみられ、だらしなさが前面に出ています。
しかし、実は誰よりも仲間や先のことを考えている優しさを持ったキャラクターで、パーティーのことをよく理解し包み込む役割を持っています。
一見いい加減に見える僧侶
ハイターのパーティー職は僧侶ですが、
- お酒が好き
- 怠けぐせ
- 冗談ばかり
- ちゃっかりもの
というダメダメな人間ですが、僧侶としての実力は高く結界魔法や回復魔法などで仲間をサポートする優秀な人材です。
また、重要な場面では冷静な判断ができ頼りになる僧侶なんです。
こういうギャップが大きな魅力の一つでしょう。
実は仲間思い
ヒンメルとは幼馴染で、アイゼンやフリーレンとの付き合いも長く、仲間たちの良き理解者でもあります。
仲間たちとの距離感も絶妙で、真面目一本!というわけではなく「からかったり」「冗談を言ったり」しながらも全体を通して観察している仲間思いの温かいキャラクターなんです。
フェルンを救った存在
ハイターの魅力といえば、フェルンとの関係は外せません。
戦争孤児として、自ら命を絶とうとしていたフェルンを救い育てたハイター。
その場だけの一時の感情で助けたのではなく、自分がいなくなった後も自立して生きていけるよう先を見据えた行動をハイターは行います。
大人としての優しさ
「人を褒める」「人に褒められる」という大切さを語るハイター。
そこには、人として何か卓越した領域にいるようにも思えます。
そしてその優しさは、フェルンやザインにも受け継がれ後世にも残っていく点においてはヒンメルにも繋がってきます。
アイゼンの魅力

アイゼンの特徴としては「頑丈で頼りになる戦士」といえます。言葉数が少なく、無口ゆえに誤解を生む場面もあるのですが、仲間を大事に思っているのは誰にも負けません。
寡黙な戦士
アイゼンは他のキャラクターたちとは違い、言葉で仲間たちに思いを伝えるタイプではありません。
しかし決して仲間に対する思いが希薄というわけではなく、
- 仲間を守る
- 必要なときに必要なことだけ助言する
- 仲間との思い出を大事にする
など、行動で仲間たちを大切するタイプです。
「多くは語らず、背中で語る」という渋めの男、それがアイゼンなのです。
圧倒的な身体能力
アイゼンは、人並外れた肉体の持ち主です。
高いところから落ちてもへっちゃらで、多少の傷を受けても耐えて平気な顔をしているという頑丈振り。
さらにパワーも桁外れという最強の戦士といえます。
シュタルクとの師弟関係
アイゼンといえば、シュタルクとの師弟関係は外せません。
シュタルクの臆病さは、自分に自信がないところからきています。
そこでアイゼンは、そんなシュタルクに対しただ鍛えるのではなく自分の経験を含め戦士として成長できるように接しています。
言葉ではなく行動で示す優しさ
「多くは語らず背中で語る男」であるアイゼンは、行動で仲間を大切にしています。
しかし、言葉が足らず時には勘違いを相手に与えてしまうことも多くあるようです。
その他の人気キャラクターの魅力

葬送のフリーレンでは、主要キャラクターだけが魅力ではなくその他のキャラクターの一人ひとりにも魅力が詰まっています。
ユーベル

独特な価値観を持っているユーベルは、一般的な魔法使いとは違い理論や常識で魔法を考えるのではなく、自分がイメージできるかどうかで魔法を捉えています。
普段は、フワフワとして何を考えているのか分からない悪意のない感じですが、戦闘になると一気に印象が変わり、躊躇なく相手を攻撃します。
また、人との距離感も独特で特にラントに対しては、より自由奔放さが表れどこかつかみどころのないミステリアスな魅力を感じさせます。
ユーベルの魅力を一言でいうなら「自由奔放な、感覚派の天才」です。
ラヴィーネ

ラヴィーネは勝ち気な性格で、遠慮なくハキハキとした性格です。
口の悪さや強気な発言が印象的ですが、実は仲間を大切に思っています。厳しい言葉の裏には相手への思いやりが隠されています。
カンネとコンビで行動していますが、この二人の性格は正反対で、対照的な組み合わせだからこそ、お互いを補いながら行動し息の合ったコンビ感が魅力です。
カンネ

コンビであるラヴィーネとは違い、穏やかでおっとりとした控えめな性格で、自信のなさが前面に出ているキャラクターです。
しかし、かなりの努力家な部分が隠されておりラヴィーネやフリーレンから学びつつ、少しずつ成長していくのが魅力です。
ザイン

ザインは大人らしい現実感を持っており、フリーレンパーティーではまとめ役を担っています。
その人生経験の豊富さを活かして仲間たちに助言を与え、頼れる兄貴分的存在です。
さらに、僧侶としても非常に優秀で回復魔法や毒の治療などパーティーの支援を行える欠かせない人物となっています。
しかし、人間としてはダメな部分が多く「優秀なのにだらしない人間」というギャップが魅力となっています。
ゼーリエ

ゼーリエといえば、圧倒的な魔法の実力者で桁外れの魔法能力を持っています。
フリーレンと同じくエルフの長命種族であり、さまざまな魔法を持ち魔法そのものを愛しています。
たくさんの弟子を育てているゼーリエですが、一見感情がなく冷たい印象があります。
しかし気持ちの表現が苦手なだけで面倒見のいい人間臭さがあるというギャップが魅力です。
まとめ

キャラクターそれぞれに個性があり、細部にまでこだわりのある設定が魅力となっています。
また、キャラクター同士の関係性がさらに互いの個性を活かし面白さを増幅させています。
こういった設定を知ることで作品をさらに楽しめること間違いなしなので、ぜひ他の記事にも目を通してみてください!


コメント