この物語の主人公は、エルフで魔法使いの『フリーレン』。
エルフの寿命は1000年以上とされ、人間である仲間たちとの大切な10年は、そんな長命なフリーレンにとっては『ほんの一瞬』でした。
この物語はフリーレンが、生きる時間の長さの違う人間を知るために旅を行い少しずつ理解していく物語。
だからこそ、時間や死、人間理解がテーマとなっており名言が数多くあふれているのです。
そんな感動の名言や考察などをこの記事ではご紹介していこうと思います。
『葬送のフリーレン』とは?(名言の魅力を解説)

普通なら魔王討伐がゴールのはずですが、この物語は魔王を討伐した『勇者一行』の凱旋から始まります。
パーティーは勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼン、そして魔法使いフリーレン。
魔王討伐からあっという間に50年が過ぎ、年老いたヒンメルが寿命を全うします。それがきっかけで、フリーレンは「なぜ、もっと人間を知ろうとしなかったんだろう。」と後悔します。
残った仲間たちからヒンメルのことを知る為に、死者との対話ができるという『魂の眠る地(オレオール)』を目指すこと勧められます。
なんとその場所は今の魔王城がある場所だったのです。60年前に魔王討伐に向かった道のりを再度旅することを決意し、新たな仲間たちと一緒に旅立つのでした。
寿命の違いゆえに、同じ景色を見ても同じ体験をしても感じ方が違います。そのことを今回の旅の途中で「思い出し」「気付き」その背景に数多くの名言が生まれるのです。
本記事では個性豊かなキャラクターたちの心に響く名言をまとめました。
【フリーレン】の名言

「人間の寿命は短いってわかっていたのに。。。なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう。。。」
第1巻 第1話 P34
ヒンメルの葬儀中、村人たちに涙を流していないことを”薄情者”と言われてしまいます。そんな時に口に出した言葉です。「たった10年一緒に旅しただけだし。。。」と長命ゆえの感覚の違いが感じられるシーンでした。
「お前が死ぬまでにやるべきことは、あの子にしっかりと別れを告げて、なるべくたくさんの思い出を作ってやることだ。」
第1巻 第2話 P69
勇者ヒンメルの死から20年後。一人旅を出発したフリーレンはハイターの元を訪ねます。そこで出会ったのが、戦災孤児であるフェルンでした。
死期を悟ったハイターから、フェルンを預かってもらえないかと依頼されたフリーレンが発した言葉です。
自分とヒンメルに重ねた言葉だったのではないでしょうか。自然とフリーレンの目からは涙がこぼれ落ちました。
「私の集めた魔法を褒めてくれた馬鹿がいた。それだけだよ。」
第1巻 第3話 P102
フェルンから「何故、魔法を集めているのですか?」と聞かれたフリーレンが返した言葉です。
お花畑を出す魔法を使い、そこで楽しそうに笑って過ごす勇者一行たちの姿が回想シーンとして表れます。フリーレンにとってかけがえのない大切な思い出だったのでしょう。
「でも魔法を選んだ。」
第1巻 第3話 P108
蒼月草の花を必死になって探し当てたフリーレンに対して、「なんでそんなに魔法に一生懸命に。。。」とフェルンは理解できないと話します。
そんなフェルンにあなただって”魔法使いになることを諦めなかった”じゃないかと答えます。しかし、フェルンは「一人で生きていける力さえ入ればなんでもよかったのです。」と話しますがその返事としてフリーレンがこの言葉を告げました。
フリーレンにとって魔法への愛情が感じられる一場面でした。
「正直、興味はないよ。だから見て確かめるんだ」
第1巻 第6話 P162
ヒンメルとの旅では見られなかった新年祭の日の出を見ようと、海岸の清掃を頑張るフリーレン。
この村では透き通るような海に日の光が反射して綺麗に見える”日の出”を新年祭に見るという習慣があるのですが、早起きが苦手なフリーレンは徹夜をしてまで見ると話します。
それを聞いたフェルンに「そこまでして日の出が見たいのですか?」と聞かれた時の言葉です。
危なかったですが、日の出に間に合ったフリーレン。フェルンと一緒に見ることで、ヒンメルがどうしても見てほしかったという意味がようやく分かるのでした。
「アウラ、自害しろ。」
第3巻 第22話 P96
アウラが使う”服従させる魔法(アゼリューゼ)”はお互いの魂を天秤に乗せ、魔力の高さで相手を服従させることができます。
アウラは魔力の高さに絶対的自信がありました。「私は五百年以上生きた大魔族だ」と話すアウラに対し、フリーレンは言います。
「お前の目の前にいるのは、千年以上生きた魔法使いだ」と。。。
その後、この言葉を振り向きざまに冷たく言い放つフリーレンの姿はSNSでも話題になるほど印象的でした。
「英雄というのはどうしても後世の連中が勝手に美化していく。そしてそのうち原型すら無くなってしまうんだ。」
第3巻 第25話 P156
その村には勇者の剣があり、選ばれし勇者にしかその剣を抜くことはできません。
「その剣を抜いた物こそヒンメル」という言い伝えがありました。
フェルンとシュタルクはその村で、抜かれていない勇者の剣があることに驚きフリーレンに訊ねた時の言葉です。
自分の知っているヒンメルが、どんどん違った言い伝えへと変わっていくという少し寂しさを感じるフリーレンなのでした。
「想いっていうのは言葉にしないと伝わらないのに。」
第3巻 第26話 P173
誕生日を迎えたシュタルクへのプレゼントとして大きな手作りハンバーグを振舞います。それを見てシュタルクは、師匠のアイゼンも誕生日に作ってくれていたことを思い出すのでした。
しかし、そのハンバーグの意味を伝えていなかったアイゼンに対して放った言葉です。
なぜ大きなハンバーグなのか。。。それは”精一杯頑張った戦士を労うための贈り物としてハンバーグを振舞う”という風習がアイゼンの地方ではあったからでした。
数年後の師匠からの贈り物の意図を知ったシュタルク。いつものハンバーグとは一味違ったに違いありません。
「”なんで今更”って思ってるでしょ。私は今の話をしているんだよ。」
第4巻 第28話 P14
10年前に旅立った親友。その親友の旅への誘いを断ったことと、一人残される兄を気にかけフリーレンからの旅への誘いを受けようとしないザインでした。
フリーレンは、以前ヒンメルに旅の誘いを受けていたときと同じように「なぜ今更」と話すザインに自分を重ねます。
その時にヒンメルに言われた言葉をそのままザインに伝えました。
ヒンメルの言葉が受け継がれ、のちのザインへと影響する素晴らしい演出です。
「じゃあこの世(こっち)では私が褒めるよ。」
第4巻 第29話 P38
死ぬまで大人の振りを続けているハイターに対しフリーレンは、「じゃあ誰がハイターを褒めてくれるの?」と聞きます。
それを聞き「そのために女神様がいるんですよ。天国に行くまではお預けですが」と答えた後にフリーレンがこの言葉を優しく続けハイターの頭をそっと撫でます。
どこか、恥ずかしそうでありながらうれしそうなハイター。「私が天国に行ったら女神様に話を通しておきます。あなたはやはり女神様に褒めて貰うべきです」と話すのでした。
「魔法は探し求めている時が一番楽しいんだよ。」
第5巻 第43話 P112
大魔法使いゼーリエから望む魔法を授けてくれると言われますが、その時にフリーレンがいった言葉です。
現代人にもいえることではないでしょうか。。。何でも目標を追いかけている時が一番の輝きを放っているように思います。
「コミュニケーションはチームワークを高めるんだよ。知らなかったでしょ。」
第8巻 第73話 P101
レヴォルテとの遭遇戦で一級魔法使いのメトーデとフェルン、フリーレンの3人で移動中時の言葉です。
戦闘前ではありますが、「お話でもしながら歩こう」というフリーレンのどこか緊張感のない発言に、戸惑う仲間たちでした。
きっと心の中で「お前がそれ言うんかい」とツッコんでいたのかもしれませんね。(笑)
【ヒンメル】の名言

「君にとっては軽い気持ちで預けた物かもしれないけど、僕にとっては大切な仲間から預かった大事な物なんだ」
第1巻 第1話 P22
暗黒竜の角を探すフリーレン、50年前に魔王城で拾った角をヒンメルに預けていたことを思い出し、取りに行きます。
ヒンメル宅では、禍々しいオーラをまとった暗黒竜の角が。。。「適当に納屋にでも放り込んでおいてくれてよかったのに」と話すフリーレンに向けられた言葉です。
お互いを思う気持ちの違いが感じられ、どこか切ない気持ちになります。
「綺麗だ。」
第1巻 第1話 P28
魔王討伐から凱旋の時、ちょうど半世紀(エーラ)流星の時期でした。
それは50年に一度の流星群。。。平和な時代の幕開けにふさわしいものでしたが、そこでフリーレンから、もっと綺麗に見える場所に案内すると提案され、50年後に再び4人でエーラ流星を見上げます。その時にヒンメルの口から出た言葉がこれでした。
50年前の旅路を懐かしむ様子も描かれており、前回のエーラ流星も含めて全てに感動したという言葉の意味のようにもとれます。
「いつか君に見せてあげたい。」
第1巻 第3話 P105
”ヒンメルの銅像を綺麗にしてほしい”という依頼を行うフリーレンとフェルン。
綺麗になった銅像の周りに彩りが欲しいと話し、ヒンメルの故郷の花である”蒼月草の花”を植えることを決めたフリーレンでしたが、その実物を見たことがないので魔法で作り出すことができません。
長い時間をかけて蒼月草を探しますがやっと見つけた時に、昔のことを思い出します。
ヒンメルに故郷の花である草月草を見せてあげたいと言われたフリーレンでしたが、いつものようにそっけなく、「そう。機会があればね。」と返してしまいます。
しかし、その70年後にやっと見つけた草月草の花を前にフリーレンは、少し笑いながら「遅くなったね、ヒンメル」とぼそっと口にします。
感動の名シーンでした。
「いいや、楽しめるね。君はそういう奴だからだ。」
第1巻 第6話 P163
中央諸国グランツ海峡では新年祭の日に、日の出を見る習慣がありヒンメルたちと以前来た時はフリーレンは寝坊で見れませんでした。
残念がるヒンメルに「ただの日の出でしょ。楽しめるとは思えないけど。」と意見するフリーレンにヒンメルが言った言葉です。
この言葉には単にフリーレンを喜ばしてあげたいというだけでなく、そんなフリーレンの様子を見たいという気持ちもあったのではないでしょうか?
「僕はね、終わった後にくだらなかったと笑い飛ばせるような楽しい旅がしたいんだ」
第2巻 第11話 P81
”かき氷を出す魔法”というくだらない魔法を探索するために時間を要しているフリーレンやハイターを見て、アイゼンは「くだらん。こんなことをしていていいのか?」とヒンメルに話します。
そんなアイゼンを見てヒンメルは「辛くて苦しい旅がしたいのかい?」と問います。そのあとに、この言葉が続きます。その場では「くだらん。」と返していたアイゼンでしたが。。。
のちの弟子であるシュタルクに「くだらなくて”とても楽しい”旅立った。」と話しているのでした。
「君が未来で一人ぼっちにならないようにするためかな。」
第2巻 第13話 P117
北側諸国エング街道付近の町の解放祭に参加することに。
この解放祭とは、勇者ヒンメルによってこの地域を支配していた魔族を討伐した日として祝っていました。ヒンメルたちの銅像を飾り付けてお祝いする祭りですが、昔この銅像をヒンメルは残したがっていました。
「後世に僕のイケメン振りを残しておかないと。。。」と表向きにはそういっていましたが、一番の理由は。。。とこの言葉を続けました。
ヒンメルの底なしの優しさを感じる人場面です。
「フリーレン。撃て。」
第2巻 第9話 P37
幻影鬼(アインザーム)という魔物が使う”死者の幻影”はその人にとって大切だった人の幻を見せ、誘いこむという狡猾で貪欲なものでした。
アインザームと対峙したフリーレンの前に幻影として現れたのは”ヒンメル”だったのです。
大切な人=ヒンメルというのに意外そうにしているもそんな幻影のヒンメルが言った言葉がこれでした。
「そうだね。ヒンメルならそう言う」と言いながら魔法を撃つフリーレン。
お互いの信頼の深さがうかがえる名シーンです。
「偽物だろうが本物だろうが関係ない。」
第3巻 第25話 P155
北側諸国シュヴェア山脈の集落にある剣の里は、代々”勇者の剣”を守っていました。
勇者の剣を抜けるのは、この世界を滅ぼす大いなる災いを撃ち払う勇者のみと言われており、ヒンメルが抜いたという有名な話が語り継がれていました。
しかし、実はヒンメルは抜いておらず、そんな時に口にした言葉です。
強い信念を持ったヒンメルらしい言葉ですね。
「それがどうしたフリーレン。僕は今の話をしている。」
第3巻 第27話 P195
優秀な魔法使いをパーティーに加えようと探していたヒンメルが、フリーレンを誘う時に使った言葉です。
のちのフリーレンがザインを誘う時に使います。
「人はどうでもいいことに命を懸けない。」
第4巻 第33話 P105
400年近く村を守ってきたドワーフのフォル爺。
ヒンメルがなぜこの村を守っているのか聞くと、「昔の話だ。どうでもいいだろう」とはぐらかします。
そんな時にヒンメルがこの言葉を出します。
これがきっかけで、フォル爺から妻の愛した村でありその妻との約束であることを話してくれるのでした。
「ならフリーレンの役目だな。僕達の記憶は彼女が未来に連れて行ってくれる。」
第4巻 第33話 P107
ヒンメルの誠の優しさに感銘を受けたフォル爺。
そんなフォル爺がヒンメルに「ヒンメルという偉大な勇者の記憶も儂が未来に連れて行ってやろう」と話した返事としてこの台詞が出てきます。
仲間への絶大な信頼が感じられます。
「手を取れフリーレン。君が旅立つきっかけは、この僕だ。」
第4巻 第35話 P147
ザインから、旅に誘ってくれた理由を聞かれたフリーレンですが、その回想場面に出てきた言葉です。
フリーレンは、「今更なんて」と旅に出ることを躊躇していたザインに同族嫌悪を持っていました。過去の自分も同様にヒンメルからの誘いを何度も断り続けていたのです。
しかし、何度も諦めず誘いフリーレンにとって旅立つきっかけとなりました。
「心の支えが必要なのは子供だけじゃない。」
第4巻 第36話 P163
旅の途中で風邪を引いたフリーレンですが、その手を優しく握っていたヒンメル。
ヒンメルは子供の頃、同じように母に手を握ってもらうと不思議と落ち着いたと話し、少しでも安心できるようにと手を握っていたのです。
「子供の頃の話でしょ?」と少し恥ずかしそうに話すフリーレン。その返事がこの言葉です。
多くの大人の心に響く名シーンでした。
「フリーレン。確かに僕達はその首飾りのことは知らない。でも、僕達は君が凄い魔法使いであることを知っている。それでいいじゃないか」
第4巻 第37話 P180
魔法使いギルドに所属していないフリーレンでしたが、『聖杖の証』と持っていると自慢気に仲間たちに見せます。
しかし、その証の価値が分からない仲間たちに肩を落とすフリーレン。
そんなフリーレンにこの言葉を伝えるヒンメルでしたが、「でもすぐに死んじゃうじゃん」とそっけなく返され、どこか寂しそうな表情を浮かべるのでした。
「もしかしたら自分のためかもな。」
第5巻 第47話 P184
フリーレンから、どうして人助けをするのか聞かれたヒンメル。
その時に答えた言葉で、誰かに少しでも自分のことを覚えていてもらいたいと話します。
生きているということは、誰かに知ってもらって覚えていてもらうこと。覚えてもらうコツを聞くフリーレンに、ほんの少し誰かの人生を変えてあげれば十分だとヒンメルは答えます。
後のフリーレンの旅の様子をみると、このことを意識しているようにも思えます。
「最後まで楽しむよ。楽しく冒険して迷宮に潜って魔物を倒して宝を探して、気が付いたら世界を救っていたようなそんな旅がしたいんだ。」
第6巻 第48話
ダンジョン探索時に、たまたま次の階へと進む階段を見つけてしまいます。そんな時ヒンメルは「こっちのルートはハズレだな」と戻ろうとするのでした。
ヒンメルは”ダンジョンは一つの階層をすべて踏破してから次の階に進む”という信条を持って探索しているのです。
『どうせやるなら、楽しんでやりたい』現代の我々にもいえることですよね。
実際、ヒンメルは楽しんで魔王討伐に成功しています。そういった点では人生の勝ち組なのかもしれませんね。
「きっとこんなことをしたって世界は変わらない。でも僕は目の前で困っている人を見捨てるつもりはないよ。」
第7巻 第59話 P39
ヴィアベルは困っている人がいればなるべく手を差し伸べるようにしています。
それは、勇者ヒンメルが魔王討伐だけでなく、どんな小さな困りごとでも手を指し伸ばしており、そんな日々の困りごとを救ってもらったおかげで自分の村があるんだと気づきます。
その意志を受け継いでいるのです。
「涙の別れなんて僕達には似合わない。だってまた会ったときに恥ずかしいからね。」
第7巻 第60話 P57
仲間思いのヒンメルがあっさりと人と別れることに、仲間たちから”らしくない”と指摘されます。
その返事としてヒンメルがこの言葉を返しました。
「旅を続けている以上また会うことだってあるだろう」とどこかまた会えるのを願っているようにも思える表情で話すのでした。
「じゃあ逃げたくなったら、皆で逃げよう。僕達はパーティーなんだから。」
第7巻 第61話 P77
北側諸国ザオム湿原の封魔鉱で囲まれた洞窟に落ちたフリーレン達。
封魔鉱とは、その近くにいると魔法が使えなくなるという不思議な鉱石で、魔法使いであるフリーレンとフェルンは大幅に戦力がダウンしてしまいます。
戦士のシュタルクしか頼れないそんな時に、毒極竜に出会いピンチを迎えますが、フリーレンはシュタルクを信じています。
どうしてそんなに?と聞かれた時にヒンメルたちとの回想でヒンメルが口にした言葉です。
「僕は自分の故郷を守りたくて勇者になったからね。他の誰かの故郷も守りたいんだ。」
第8巻 第68話 P19
北部高原では強い魔物がうじゃうじゃと湧いており苦戦していました。海路で迂回してはどうかとフリーレンから提案を受けるヒンメルでしたがその時の言葉がこれです。
「だからこそだよ。北部高原にもたくさんの人が住んでいる」と人を選ぶことなく救おうとする勇者らしい一言です。
「僕達が求めているのは誰かを助けることであって感謝の言葉じゃない。相手に貸しを作ってしまったら本当の意味で助けたことにはならないだろう。」
第8巻 第77話 P185
人助けの時に毎回報酬をもらっているヒンメルに対して、それはどうしてなのかとフリーレンが聞いたときにヒンメルが返した言葉です。
人を想うという奥深さを感じさせるセリフでした。
「対価はフリーレンが受けとるさ。千年は保つくらい丈夫に作ってくれ。」
第8巻 第79話 P38
北部高原トーア大渓谷は三千mの大絶壁で、向こうに渡る手段がありませんでした。
ここに橋さえあれば自分の村が救われていたという理由で橋を作っているゲーエン。建設資金が無くなったと聞いたヒンメルは手持ちの資金を渡します。
そんなヒンメルに橋が完成するまでには長い年月がかかり、ヒンメルが生きている間にはできないので、見合った対価が支払えないと話します。
そんな時にヒンメルはいつか再び来るであろうフリーレンがその対価を受け取ると口にするのでした。
フリーレンを想うヒンメルの優しさの深さに感銘を受けます。
「思い出していいんだ、フリーレン。」
第9巻 第81話 P76
ヒンメルはフリーレンの”花畑を出す魔法”が好きで、使ってほしいとお願いします。
フリーレンはというと、実は「師匠を思い出すから。。。」という理由で以前はあまり使いたくないという思いでしたが、「今は穏やかな気分なんだ」と仲間たちを見ながら穏やかな表情で話すフリーレン。
そんなフリーレンを見てこの言葉で、優しくフリーレンを包み込みます。
「君が信じてくれなかったから僕はここまで来れた。」
第12巻 第115話 P149
魔物から逃げた先の孤児院で、昔のことを思い出したハイターとヒンメル。
ハイターとヒンメルは幼馴染で、幼いころ勇者になると決意したヒンメルに対して、ハイターは偽物の勇者にしかなれないと信じませんでした。
そのことをずっと謝りたかったと話すハイターに返した言葉です。
ヒンメルの負けず嫌いさを感じられる一場面です。
「旅の後も目的があったほうが楽しいだろう。」
第12巻 第116話 P167
フリーレンを過去から現代に戻すために必要な魔法を探していましたが、その魔法は時巡りの鳥の章という聖典から解読しなければなりませんでした。
しかし、今までその聖典からは一つも魔法が見つかっていません。解読には長い年月が必要でしたが、ヒンメルは「魔王を倒してから必ず聖典を手に入れその魔法を解読し、女神の石碑に魔法名を刻む」と宣言します。
そうすることで、現代の石碑に刻まれていた魔法を思い出したフリーレン。ハイターとアイゼンは「大事なことをまた勝手に決めて」とヒンメルにいいながらも、どこかうれしそうに話します。
その時にヒンメルが返した言葉です。
仲間たち全員がフリーレンを大切に思っているということが分かるシーンです。
【アイゼン】の名言

「人生ってのは衰えてからのほうが案外長いもんさ」
第1巻 第1話 P39
フリーレンに、旅の前衛パーティーとして誘われるアイゼン。「勘弁してくれ、もう斧を振れるような歳じゃないんだ」という言葉を聞いてフリーレンに対しての言葉です。
ドワーフであるアイゼンも人間に比べると長命ですが、さらに上の長命であるフリーレンにはアイゼンの年を老うということが理解できていないようです。
「その百分の一がお前を変えたんだ。」
第2巻 第8話 P19
”魂の眠る地(オレオール)”を目指すフリーレンとフェルンに対して、「長い旅路になる、俺たちは10年かかった」と告げます。
そんな言葉にフリーレンは、「たったの10年の冒険だよ」と1000年以上生きるフリーレンにとっては”百分の一にも満たない”とかつて話していたことを思い出すアイゼン。
それを聞き、アイゼンはこの言葉を力強く話し旅路の無事を祈るのでした。
「この恐怖が俺をここまで連れてきたんだ。」
第2巻 第11話 P72
最強の戦士アイゼンですら、強者と対峙すると手が震えてしまいます。
それを見たフリーレンから「怖いの?」と聞かれるとあっさりと認めるアイゼン。そのあとに続く言葉です。
決して怖がることは悪いことではなく、怖さを知っているからこそ生き残りそして修行が積める。これがアイゼンの強さに直結したのではないでしょうか。
「だが、お前はまだ負けていない。立ち上がったからな。」
第3話 第20話 P50
シュタルクに稽古をつけている際、倒れたシュタルクに向けた言葉です。強い相手に勝つ秘訣とは、何度でも立ち上がって技を叩き込むのがアイゼン流なのです。
戦士は最後まで立っていた奴が勝つというのが、アイゼンらしさを感じます。
「頑張った者は皆戦士だ。」
第3巻 第26話 P174
仲間たちの誕生日には必ず”馬鹿みたいにでかいハンバーグ”を作るアイゼン。これはアイゼンの地方の風習で、精一杯頑張った戦士を労うための贈り物でした。
それを聞いたヒンメルから「俺たちは戦士じゃないぞ」と言われた時の言葉です。
のちに弟子となったシュタルクにもアイゼンはハンバーグを振舞い、これを覚えていたフリーレンがシュタルクにハンバーグを作ってお祝いするのでした。
「どれほど大事に扱おうといつかは使えなくなるときがやってくる。それに証などまた積み重ねればいい。」
第13巻 第123話 P115
アイゼンには、大事にしている古いマントがありました。それは魔王討伐の旅の途中でヒンメル達から貰った物だったのです。
物には頑張ってきた証が残るものですが、アイゼンは弟子であるシュタルクにこのような言葉を残しました。
【ハイター】の名言

「まあ、不死とは言わずほんの少し、ほんの少しでいいから時間が欲しくなったのです。」
第1巻 第2話 P48
「借りを返しに来た」と訪れたフリーレンに対してハイターは、「フェルンを弟子にとって欲しい」とお願いをします。
しかし見習い魔法使いの実戦での死亡率が高く、「友人の大事な子を死地に送るつもりはない」と断られてしまいます。
そこで、代わりに死者の蘇生や不死の魔法が記されている魔導書の解読を依頼した時にフリーレンに言った言葉です。
その時のハイターの顔は、どこか切なさを感じるものでした。残されたフェルンのことを案じているのが読み取れます。
「あなたの中にも大切な思い出があるとすれば、死ぬのは勿体ないと思います」
第1巻 第2話 P63
両親を亡くして身を投げようとしているフェルンに対して、言った言葉です。
ハイター自身が死んだらヒンメルから学んだ勇気や意志、友情などの大切な思い出までこの世から無くなってしまうのではないかと気づいたと話しフェルンに思いを伝えました。
「フリーレン、あなたはやはり優しい子です。」
第1巻 第2話 P70
自信の死期が近いことを悟ったハイターは、「フェルンにこれ以上大事な人が亡くなるのを見せたくない」とフェルンを連れて旅立つようフリーレンに伝えます。
しかしそんなフリーレンから、しっかりと別れを告げて、たくさんの思い出を作ってやれといいながら涙を流します。その時にハイターからかけられた言葉です。
フリーレンの言葉は、一見すると冷たく突き放すような言葉にも聞こえますが、ハイターは本当のフリーレンの優しさが分かっているように思えます。
「必死に生きてきた人の行きつく先が無であっていいはずがありません。」
第1巻 第7話 P170
魔族に襲われて死んだアイゼンの家族の墓に祈りを捧げるハイターに対して、「人は死んだら無に還る」と話すアイゼン。
フリーレンも「天国に行くという考えには懐疑的」ヒンメルも「どっちでもいいと思う」という返事としてハイターがこの言葉を使います。
頑張った人を称えるというハイターらしい優しさを見た仲間たちは、全員で手を合わせるのでした。
「あなたは女神様を信じていないようなので。身の上を話して頂ければ代わりに私が褒めますよ。」
第3巻 第24話 P134
雪山で遭難中、山小屋で出会ったのはエルフのクラフトでした。
クラフトはフリーレンと同じく長命種族のエルフであり、数ある仲間たちの死を見送ってきました。その彼らの偉業や正義はクラフトが覚えていますが、クラフト自身のことは誰が覚えて褒めてくれるのでしょうか。
そう思ったクラフトは「死んだら天国で女神様に褒めて貰うんだ」と話します。
その回想にこの言葉が出てきます。
ハイターの優しさがにじみ出ていますよね。
「理想の大人を目指して大人の振りをしてそれを積み重ねてきただけです。」
第4巻 第29話 P37
年老いたハイターに対し、フリーレンは「大人っぽくなったね」と言葉をかけます。
「老人相手に何を言っているんですか」と軽く笑いながら、年を取ると自然とこうなると話した後に「本当は私の心は子供の頃からほとんど変わっていません」と続けます。
その後、この言葉を感慨深く話すのでした。
ハイターのこの言葉に共感できる大人はたくさんいるのではないでしょうか。
「私は自分を信じることはできませんが、勇者ヒンメルのことは信じています。」
第12巻 第112話 P92
ハイター
心のどこかで魔王を倒すことなんて無理だと考えている自分がいると話すハイター。
しかし、勇者ヒンメルなら魔王を倒して平和な世界を取り戻してくれると力強く話すのでした。
ヒンメルのことを心底信用しているからこその言葉ですね。
【フェルン】の名言

「あの方は正しいことをしたのです。救ったことを後悔してほしくない。魔法使いでもなんでもいい。一人で生きていく術を身に付けることが私の恩返しなのです。」
第1巻 第2話 P64
死期の近いハイターのそばにいるように、修行をしているフェルンにフリーレンが言葉をかけます。それでも修行を中止しないフェルンが、その思いをフリーレンに放った言葉です。
自分を救ってくれたハイターの思いに少しでも応えたい。。。そんな強い意志が伝わってきますよね。
「あなたが私を知ろうとしてくれたことが、たまらなくうれしいのです」
第1巻 第4話 P125
フェルンの誕生日にサプライズをしようとプレゼントに悩むフリーレン。
スイーツの店に誘い、「ごめん、フェルンがどんなものが好きかわからなくて。。。」と”蝶の髪飾り”を手渡します。その時にフェルンがフリーレンに言った言葉です。
”相手を知ろうとする”ほっこりとする言葉であり、この旅のテーマですね。
「ハイター様、私が悪い子になれば化けて出てきてくれるのですか?」
第2巻 第9話 P25
ハイターのもとを離れフリーレンと旅に出るフェルンに対して、ハイターは「フリーレンの言うことをよく聞いていい子にしないと化けてでます」と言います。
それに対して、フェルンがこの言葉を返しました。
「ずる賢くなりましたね。」と少しうれしそうに話しながらもフェルンの頭をなでるハイター。
心がポカポカとする名シーンでした。
「必死に積み上げてきたものは決して裏切りません。」
第2巻 第11話 P68
紅鏡竜の討伐に臆病になるシュタルクに対してフェルンがかけた言葉です。
フェルン自身も初めての戦闘におびえていましたが、”必要なのは覚悟だった”と簡単に討伐してしまいます。
そんなフェルンに勇気づけられたシュタルクは一撃で紅鏡竜を仕留めます。隠れた潜在能力を発揮することとなったのでした。
「過去なんて関係ありません。私の見てきた戦士シュタルクは一度たりとも逃げ出していません。」
第3巻 第26話 P171
故郷が魔族に襲われ、家族や村を捨てて逃げてしまったことを負い目に感じているシュタルクに対してフェルンがかけた言葉です。
自分のことを肯定してくれたフェルンに対し、少し好意を持った瞬間ではないでしょうか?
【シュタルク】の名言

「死んだって嫌さ。でもよ、この村の連中にとっては俺は英雄なんだよ。この村の英雄シュタルクなんだ。俺が守らなきゃいけないんだよ。」
第2巻 第11話 P65
竜から村を守っているシュタルクですが、臆病者のシュタルクは竜と戦いたくはありません。
そんな時に修行を続けるシュタルクを見てフェルンが「竜が村を襲ったらシュタルク様は戦うのですか?」と聞きます。
その時にシュタルクがこの返事を返します。村の人たちの優しさや自分への信頼を糧に徐々に「戦士」として成長が見られるシーンでした。
「ひとつ約束してくれないか? 俺が途中で死んだとしても、竜は必ず仕留めてほしいんだ」
第2巻 第11話 P70
竜との戦いに臆病になっていたシュタルクですが、いよいよ覚悟を決めこのセリフを言います。
この少し前にフェルンはシュタルクに対し、「村を守りたいという覚悟だけはきっと本物だと思います」と話しシュタルクの覚悟を信じていました。
「ガキの頃は何もかもが大きかったのに、あれほど広かった師匠の背中でさえいつの間にか小さくなっちまっていた。」
第2巻 第12話 P89
幼い頃に師であるアイゼンと共に入った店で食べたジャンボベリースペシャル。
当時は、全部食べれずアイゼンと分けて食べたほど大きく感じていたのに、今では小さく感じてしまうのでした。
そこで、ぽつりと感慨深くこの言葉をつぶやきます。
自身の成長への喜びと、師匠の老いという切なさを感じるシーンでした。
「だから俺はよ、師匠の代わりにくだらなくて楽しい旅を沢山経験して、土産話をたっぷりと持って帰らないと駄目なんだ」
第2巻 第12話 P97
普段は寡黙な師匠アイゼンが勇者一行の冒険譚だけは楽しそうにシュタルクに語っていました。
それは、アイゼンにとって長い人生の中のたった十年の冒険を大切にしていたからなのです。
そんな師匠であるアイゼンは、すでに旅ができる年齢ではありません。
だから代わりに旅をして土産話を持ち帰ることが恩返しだと語りました。この発言からシュタルクとアイゼンの深い絆を感じることができますよね。
「相打ち覚悟だったのにビビって損したぜ。やっぱり全然重たくねぇや。」
第3巻 第20話 P54
断頭台のアウラの配下であるリーニエとの戦闘でシュタルクが勝利の前に出した言葉です。
リーニエの魔法は模倣する力を持っており、最強の戦士でありかつシュタルクの師匠であるアイゼンを模倣し戦ってきます。
もちろん、師匠の強さを一番肌身で感じているシュタルク。
そんな師匠の技を使ってくるリーニエに勝てるわけがないとあきらめかけますが、師匠の技の重さとどこかちがうことを感じ、わざと攻撃を受けます。
その後、師匠から教わった”閃天撃”でリーニエを撃破するのでした。
【ザイン】の名言

「想いってのは言葉にしないと伝わらないんだぜ。」
第4巻 第29話 P31
フェルンの誕生日プレゼントを忘れていたシュタルク。
それで喧嘩した二人でしたが、フェルンはザインに相談しに行きます。その時、ザインが口にした言葉です。
「もう付き合っちゃえよ!」と突っ込んだ読者も多かったのでは(笑)
「大人になって人との距離感がわかるようになると、衝突すら避けるようになる。ああいうのは若者の特権だな」
第4巻 第29話 P34
些細な事でケンカしてしまったフェルンとシュタルク。
そんな二人に的確な言葉を伝え、仲直りのフォローを行う大人なザインでした。
無事仲直りできた二人を屋根の上で見守るザインから出た言葉です。その言葉を聞いたフリーレンからは「他人との距離感って何?」と聞き返され、「ガキ3人だったか。。。」とため息をつくザインなのでした。
【フランメ】の名言

「お前はいつか大きな過ちを犯し、人を知りたいと思うようになる」
第1巻 第7話 P182
ヒンメルの死に「なぜもっと知ろうとしなかったんだろう」と後悔するフリーレン。そんなフリーレンを見たアイゼンとハイターが、どうにかしようと調べた結果、大魔法使いフランメの手記には”死者と対話したという記録が残っている”とされていたのです。
その手記が保管されている場所の前で、回想の中のフランメが言った言葉です。
1000年も前からここに来るであろうことを予言していたフランメに対してフリーレンは師の偉大さを改めて感じるのでした。
「お前は一生を掛けて魔族を欺くんだ。」
第3巻 第21話 P73
魔族に全てを奪われたフランメは、フリーレンと同じく魔族を根絶やしにしたいほど憎んでいました。
そんなフリーレンを自分と重ね、弟子にすることにしたフランメがこの言葉をかけました。
体外に放出する魔力を制限して強さを誤認させ、欺いて殺す。誇り高き魔法を愚弄した卑怯で最低な戦い方だと言いながらもフランメはフリーレンに教え込みます。
そののち、フリーレン”歴史上、最も魔族を葬り去った最強の魔法使い”へと成長するのでした。
「哀れだよな。人が地位や財産に縛られるように魔族は魔力に縛られている。」
第3巻 第22話 P81
フランメは普段は魔力を制限し強さを誤認させ、魔族を欺いて殺すという戦い方をしているのですが、ある時フリーレンから「ずる賢い魔族がなんでフランメみたいな戦い方をしないのか」という質問を受けた際にこの言葉が出てきました。
魔族も人類と戦うために最低限の組織を作ります。
人間でいえば組織をまとめるために必要なのは地位や財産で偉さが決まりますが、魔族は魔力の強さがそれになるのです。
ですから、強さの象徴である魔力を隠す発想なんてそもそもありません。
「いいか、フリーレン。歴史に名を残そうなんて考えるなよ。目立たず生きろ。お前が歴史に名を残すのは、魔王をぶっ殺すときだ。」
第3巻 第22話 P85
自分の墓の周りは花畑にしてほしいとフリーレンに頼むフランメ。
フランメが一番好きな魔法は小さいころに両親が教えてくれた”綺麗な花畑を出す魔法”でした。
そんなほっこりした話の後にこの言葉が続きます。
フリーレンに魔法を託して良かった。この子なら間違いなく魔王を倒してくれるという確信めいた印象を受けます。
【リュグナー】の名言

「暴力で解決するしかなくなったこのクソったれな現状が、私は堪らなく楽しいと思っている」
第2巻 第16話 P168
”断頭台のアウラ”の懐刀、首切り役人であるリュグナー。
部下であるドラートの失態により、暴力で解決するしかなくなった時の言葉です。
やはり魔族の性質上、殺して奪うことに楽しさを感じてしまうのでしょう。冷徹な目をして恐怖を感じます。
「葬送のフリーレン。私の嫌いな天才だ。」
第2巻 第17話 P196
この漫画のタイトルでもある『葬送のフリーレン』
長命種族であるがゆえに、死者を見送ることの多さからの”葬送”だけではなく、『歴史上で最も多くの魔族を葬り去った』という意味も掛けられていたことが明らかになりました。
【アウラ】の名言

「ヒンメルはもういないじゃない?」
第3巻 第18話 P20
死者の軍勢を操るアウラ。それは非情で残酷なものでした。
以前戦った際にフリーレンは、その死者たちを派手に吹き飛ばしていたのに今回は魔力消費の多い解除魔法を使い、なるべく死者の鎧が損傷しないようにしていることをアウラに指摘されます。
そこでフリーレンは、「後でヒンメルに怒られたんだよ」と話したあとに続く言葉です。
それを聞きフリーレンは、「そうか。よかった。容赦なく殺せる」と攻撃態勢に移るのでした。
魔族と人間との価値観の違いが感じられるシーンです。
【シュトルツ】の名言

「逃げろ。シュタルク。お前は生きるんだ。」
第3巻 第26話 P175
シュタルクは戦士一家の息子として生まれてきました。しかし、失敗作として期待もしてくれなかった父。
そんなシュタルクを気にかけてくれたのが兄であるシュトルツでした。
シュトルツだけはシュタルクの素質を見抜き、稽古を見たりハンバーグでお祝いをしてくれました。
ある日、村を魔族に襲われた時にシュトルツにいわれた言葉です。
いかに弟を想っていたかということが分かると思います。
【ゼーリエ】の名言

「人生には重大な決断をしなければならないときがいくつもあるが、あの子達はそれを先送りできないんだ。」
第6巻 第53話 P109
フランメの思い出話をフリーレンにしている時に出した言葉です。
フランメは「誰もが魔法を使える時代を作りたい」と願っていました。エルフのように長生きできると先送りできますが、人間の限られた時間だからこそ必死になって実現できるという意味がこの言葉にはあるのではないでしょうか。
限られた時間を大切に、そして一生懸命に生きたいですよね。
「何故か私は弟子を取って後悔したことは一度も無いんだ。たとえ歴史にその名を残せずとも。」
第7巻 第60話 P51
大陸魔法協会を取り仕切るボスであるゼーリエがこの言葉をフリーレンに話しました。
ゼーリエはフリーレンと同じエルフであり、フリーレンより長く生きている大魔法使いです。フランメの師匠でもあり、たくさんの弟子を育てているのでした。
以前ゼーリエは、フランメが好きな花畑を出す魔法に対して”くだらない魔法”と卑下していたのにもかかわらず大陸魔法協会の施設内に花畑を作っていることにフリーレンより指摘されました。
フランメはたくさんの弟子を取りましたが、どれも自分の足元にも及ばないまま先立っています。
しかし、気まぐれで取ったはずの弟子でしたが一人ひとりの性格や好きな魔法も鮮明に憶えているという点から、普段見せないゼーリエの優しさが垣間見えるシーンでした。
まとめ
この物語は時間や死、人間深さなどを考えさせられる作品です。
だからこそ、キャラクター一人ひとりに名言があり現代人も思わずはっとしてしまうようなセリフに出会えると思います。
今回紹介した名言は、ごく一部となりますが作中にはまだたくさんの名言が残されています。ぜひ、あなたの好きなセリフを探してみてはどうでしょうか?
ちなみに私は、主要キャラクターのほぼ全員が言う「勇者ヒンメルならそうしたからだ」と大好きです。
ヒンメルの偉大さがひしひしと感じられるセリフで勇者のカッコよさが際立ちます。


コメント